「明日予定があるのに全然寝れない…」
「今すぐ眠くなる方法が知りたい」
誰しもこんな経験がもあるはず。今、まさに寝付けず困っている人もいるだろう。
翌日に予定があって早めに寝なきゃいけない日の夜に限って、全然眠れなかったりするものだ。
そんなとき調べてみれば、眠れないときには「ホットミルクが効く」「ストレッチが効果的」などなど…
一般的にはこのように眠くなる方法は数多く目にするものの、やはり人によって効果は異なる。
この記事では、数ある“今すぐ眠くなる方法”を、筆者含むヒャッカログ編集部8名がそれぞれ実践し効果を検証している。
なかなか寝付けずに困っている人は是非参考にしてみてほしい。
“今すぐ眠くなる方法”とその効果
今すぐ眠くなる(と、いわれている)方法はたくさんある。
が、明日の朝までに確保できる睡眠時間は限られているはず。即実践できて、効果的な方法を試すべきじゃないだろうか。
数ある眠くなる方法の中でもヒャッカログ編集部8名が実際に試し、すぐに眠くなる方法の効果をまとめてみた。
今すぐ眠くなる方法 | 期待できる効果 |
---|---|
温かい飲み物を飲む | |
お風呂に入る(シャワーを浴びる) | |
夜食を食べる | |
リラックスできる音楽を聴く | |
アロマを焚く | |
市販薬・サプリメントを飲む | |
寝酒をする | |
快眠のツボを押す | |
腹式呼吸 | |
4-7-8呼吸法 | |
ストレッチをする | |
筋弛緩法 | |
米軍式睡眠法 | |
認知シャッフル睡眠法(マインドシャッフル) | |
羊を数える |
それぞれ詳しく解説しよう。
温かい飲み物を飲む
眠れないときは温かい飲み物を飲むという方法だが、その手軽さと効果も相まって人気が高い。
やるだけやってみる気持ちで実践できるので、眠れない人は是非試してみてほしい。
寝付きが良くなるホットドリンクの種類には次のようなものが挙げられる。
- ホットミルク
- ホットミルク+蜂蜜
- ココア
- 豆乳
- ハーブティー(紅茶やマテ茶を含まないもの)
- 甘酒(酒粕由来のもの)
- 白湯
ミルクやハーブティーなどの用意がない場合は、水道水を沸かし40~70℃程度まで冷ました白湯がおすすめだ。
なお、カフェインを含むコーヒーやカフェオレ、紅茶や緑茶などのドリンク、冷たい飲み物は入眠を妨げる原因になるため控えるようにしよう。
寝る前に飲むアルコールついてはこちらの章で解説している。
お風呂に入る(シャワーを浴びる)
お風呂を済ませていない人、あるいは朝風呂派の人でも時間に余裕があればお湯をためて入浴してみてほしい。
具体的には、40℃以下のぬるま湯に10~20分程度浸かることで副交感神経が高まる。風呂上りの寝付きやすさはグンと改善するはずだ。
忙しくて時間を確保できない場合は、せめてシャワーだけでも浴びるようにしよう。
ただ、シャワーだけサッと浴びるのは何もしないよりかはマシだが、副交感神経を優位に働きかけることができず、入浴ほどの入眠効果は見込めない。
シャワーのために浴室に入るのであれば、もう少しだけ時間を確保して浴槽にお湯を溜めて浸かってみては如何だろうか。
夜食を食べる
昼食を食べると、午後に眠くなるのは誰しもが経験していることだろう。
同様に、寝る前に食事をすると「眠くなれるんじゃないか?」と思う人は多いはず。
食後に眠くなる現象はご飯やパン、麺類などに含まれる糖質の摂取による血糖値の変化が引き起こすものだ。
つまり、夕食を満足に食べていない人、あるいは忙しくて夕食を抜いている人の身体は低血糖状態になっていて、適量の炭水化物を摂ることで寝付きやすくなるはずだ。
空腹で寝られない場合に炭水化物を摂る場合は、お粥やうどんといった消化に良い夜食を摂ることが推奨される。
しかし、食べ過ぎてしまったり、ラーメンや揚げ物など胃腸に負担にかける食品は睡眠の質を阻害するのでNGだ。
リラックスできる音楽を聴く
就寝前に『リラクゼーション効果のある音楽』を聴くのもよくいわれている方法だ。
ぐっすり眠るためには、人間がリラックスしている状態に出る脳波「α波(アルファ波)」を含む音楽が効果的といわれている。
α波を含む音楽の特徴としては、ボーカルが入っていない曲や自然音が録音されたヒーリング音楽やアンビエント(環境音楽)が挙げられる。
アンケートでも就寝前にこのような音楽を聴くと眠くなる、という声は多かったが筆者は効果を感じられなかった。
とはいえ、音楽は聴きながらホットドリンクを飲んだりストレッチをしたりなど、他の方法と並行して行うことができる点では非常におすすめだ。
YouTubeでは大変ありがたいことに「途中広告が入らない睡眠用BGM」が投稿されているので、リラックス音楽を寝る前に聴く場合はそういった動画を選ぶようにしよう。
アロマを焚く
『アロマ』なんて小洒落たもので今すぐ眠くなるのか?
…と高を括っていた筆者だが、香りの効果はバカにできないようだ。
人間の五感の中でも嗅覚は原始的な感覚といわれており、脳への影響がダイレクトに表れるという。
「無臭」「レモンの香り」「ラベンダーの香り」でそれぞれ脳波への影響を比較したところ、次のような結果が顕れている。
図の赤色部分がα波の発生を表しており、香りの種類によって脳波に大きな影響が出ている。
α波は人がリラックスしている状態のとき発生する脳波で、不安やストレスで眠れないときはアロマの香りで思考を安定させられる、ということが分かる結果だ。
図を見る限り、ラベンダーの香りが最もリラックス効果があるように思えるが、入眠に適したアロマは他にも存在する。
- 緊張や不安を和らげる鎮静作用を持つ「ベルガモット」
- 入眠に適した効果が示唆されている「イランイラン」
※参考:日本アロマ環境協会 「アロマテラピー検定公式テキスト(1級・2級 2019年1月改訂版)」
アロマは家にグッズが無ければ今すぐ実践することはできないのが難点だ。
ただ、キャンドルやポッドをテーブルに置くだけで良いので、他の眠くなる方法とも同時に行える点で手軽と言えるだろう。
市販薬・サプリメントを飲む
結論から言えば、筆者は『睡眠薬』の服用が今すぐ眠くなる方法として最強だと思っている。
何せ睡眠用に存在する薬なのだから、効果が無い方がおかしいのだ。
ただし、メンタルクリニックに通院して処方箋を貰わなければ睡眠薬は手に入らない。
通院はさすがに敷居が高いと感じるのであれば、ドラッグストアなどで買える市販薬やサプリメントも十分効果がある。
ドラッグストアで買える、入眠導入効果があるサプリ・市販薬は次の通り。
- グリシン
- グリナ
- ドリエル
- レスタミンコーワ糖衣錠
グリシンとグリナは入眠導入と言うよりも、睡眠の質を高め中途覚醒などを予防するサプリメントだ。
そしてドリエルとレスタミンコーワは入眠導入効果が見込めるが、ドリエルが「睡眠改善」、レスタミンコーワは「アレルギー症状緩和」とそれぞれ用法が異なる。
ただ、どちらもジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)が入眠に作用することを踏まえると、レスタミンコーワの方が圧倒的にコスパに優れる。
レスタミンコーワを睡眠導入に利用する場合は、5錠程度を飲めば30分程度で強い眠気に襲われる。
しかし、翌日にも眠気が残るほど効いてしまうので、初めは2錠程度から服用することをおすすめする。
なお、どの薬にも言えることだが、OD(過剰摂取)だけは絶対にしないようにしよう。
寝酒をする
寝る前にアルコールを摂取し、寝付きやすくする『寝酒』はあまりおすすめしない。
お酒で酔ってしまえば今すぐ眠くなるのは確かだが、睡眠の質が犠牲になってしまうからだ。
朝に目が覚めても全く寝た感じがしなかったり、入眠から1~2時間程度で中途覚醒してしまう。
寝酒は今すぐ眠くなる方法であることに間違いないが、不健康な寝酒を習慣化してしまうのはまずい。
就寝前のアルコールは可能な限り控えるようにしよう。
快眠のツボを押す
東洋医学でお馴染みの『ツボ療法』だが、今すぐ眠りたい人は試してみる価値はあるのではないだろうか。
快眠のツボを刺激するのは、誰でも手軽に行える点では優秀といえるかもしれない。
今すぐ眠くなるといわれているツボの箇所は次の通りだ。
- 内関(ないかん)
- 百会(ひゃくえ)
- 失眠(しつみん)
- 井穴(せいけつ)
- 肩井(けんせい)
眠くなるツボは寝る30分前程度に押すと良いとされ、1回にツボを刺激する時間は5秒程度。一か所につき5回程度が理想的だそうだ。
上記5か所のツボ全てを押しても所要時間はたったの125秒。およそ2分程度で試せるのならやってみる価値はありそうだ。
腹式呼吸をする
すぐに眠くなる方法の一つに、『腹式呼吸』をするというものがある。
腹式呼吸の手順は次の通り。
- 仰向けになりに鼻から息を吸う
- 腹部をふくらませ、吸った息をためる
- 口からゆっくりと息を吐き出す
立っていたり座っていたりするよりも、仰向けの状態の方が腹式呼吸はしやすい。
腹式呼吸をすれば眠くなる理由としては、深く呼吸することで横隔膜を動かし、副交感神経を優位に働かせ身体をリラックスさせることにあるようだ。
とはいえ、ヒャッカログ編集部ではどうもあまり効果を感じられないという声が多かった。
人は仰向けの姿勢であれば意識せずとも腹式呼吸を行っていることがほとんど。
そのうえで眠れなくて困っているわけだから、今すぐ眠くなる方法としてはあまり実用的とはいえないかもしれない。
4-7-8呼吸法
『4-7-8呼吸法』とは、簡単に言ってしまえばカウントをしながら行う深めの腹式呼吸だ。
世界的に有名である内科医アンドリュー・ワイル氏が発案した呼吸方法で、自律神経を交感神経→副交感神経とスイッチし、今すぐ眠くなる方法として効果が期待できる。
4-7-8呼吸法の手順は次の通り。
- 完全に息を吐き切る
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 7秒の間息を止める
- 8秒かけてゆっくりと息を吐き出す
実際にやってみると分かるが、慣れないうちはなかなか息苦しい。
4-7-8呼吸法を1回行うと19秒。3セット行うのが理想的で、単純計算で約1分の所要時間となる。
通常の腹式呼吸より少々難易度は上がるが、わずか1分で試せる方法なので是非やってみてほしい。
4-7-8呼吸法の方が具体的で、ちゃんと実践している感を得られるので効果が期待できそうだ。
ストレッチをする
寝る前、あるいは入浴後にストレッチすることを習慣化している人は多いのではないだろうか。
ストレッチは身体をリラックスさせる「副交感神経」を優位に働きかけることに加え、身体の内臓部分の体温「深部体温」の変化を改善する効果がある。
ヒャッカログ編集部の数名も寝る前にストレッチを試してみたところ、今すぐ眠くなる方法として効果的だったという。
ストレッチに馴染みが無い人は面倒だと感じるかもしれないが、簡単にできるストレッチ方法と適切なタイミングを紹介するので、是非取り組んでみてほしい。
- 首もみ
-
タイミング:入浴中
- 首の後ろにお湯を当てて温める
- 親指をうなじの横に当てて固定する
- 手で首筋を上下に撫でほぐす
③を1分程度行う
- 腕回し
-
タイミング:布団に入る前
- 腕を曲げ、脇を開き、ひじを後ろ向きにゆっくりと回す
- ひじを身体の前に回し、手を外側に組んで前方に腕を伸ばす
- 前方に伸ばした腕をそのまま頭の上まで持ち上げ、3秒ほど姿勢を維持する
①~③を5回程繰り返す
- 足首曲げ+腹式呼吸
-
タイミング:布団に入った後
- 仰向けになりに鼻から息を吸い、両足首を手前に起こす
- 腹部をふくらませ、吸った息をためる
- 口からゆっくりと息を吐き出し、両足首を元に戻しながら、足首とふくらはぎの力を抜く
①~③を5回程度繰り返す
筋弛緩法
『筋弛緩法(きんしかんほう)』は、身体に力を入れる→一気に力を抜く、というもので、今すぐ眠くなるために高い効果が見込める方法だ。
1930年代、アメリカの神経生理学者エドモンド・ジェイコブソン氏が発案した、不安や緊張を緩和するリラクゼーション法が基になっており、約100年の歴史ある方法である。
そんな筋弛緩法だが、ヒャッカログ編集部でも検証してみたところ、今すぐ眠くなると感じた人が3名、確かなリラックス効果を感じたのが4名となかなかの結果を残した。
実際の研究でも、多くの不眠症患者の「寝付き」及び「睡眠の質」が改善したというデータが出ている。筋弛緩法の効果は気休め程度ではないことがお分かり頂けるだろう。
身体各部位ごとに筋弛緩法を実践する具体的な方法は次の通りだ。どの部位も共通して10秒間力を入れる→20秒間脱力することが基本動作となる。
- 手:両腕を真ん前に伸ばし、親指を曲げて握りこぶしを作り力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 上腕:ひじを曲げて肩に握りこぶしを近づけ、上腕に力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 背中:ひじを曲げて肩に握りこぶしを近づけ、外側に広げながら肩甲骨を寄せて力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 腹部:お腹を両手で押さえ、腹筋で押し返すイメージで力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 肩:両肩を上げて力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 首:真横に顔を向けて首に力を入れる(10秒)→脱力(20秒)(左右同様に行う)
- 顔:奥歯を噛みしめ、口をすぼませながら、顔全体の力を中心(鼻辺り)に寄せるよう意識し力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 足:つま先を真っすぐピンと伸ばし、ふくらはぎに力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
- 太もも:つま先を上向きにした状態で脚を伸ばし、ふとももに力を入れる(10秒)→脱力(20秒)
上から順に行うのも良いし、疲れが溜まっていると感じる部位にピンポイントで行うのもアリだろう。
なお、筋弛緩法は脱力した部位がじんわりと温かく感覚を意識することでより効果的になるという。
米軍式睡眠法(2分で眠れる睡眠導入法)
たった2分で眠くなる方法として話題になったのが「米軍式睡眠法」だ。
米軍式睡眠法とは、アメリカ海軍飛行訓練学校がパイロットの入眠改善のために考案した方法である。
米軍式睡眠法を身に着けたパイロットの96%は、椅子に座ったままでも、カフェインを摂取しても、そして銃声が鳴り響く環境下であっても、2分以内で眠ることができたというのだ。
米軍式睡眠法は、常に緊張状態にある兵士が現場で取り入れている手段なので、今すぐ眠くなる方法として効果的なのは間違いない。
米軍式睡眠法の具体的な方法を紹介するが、この方法は時間をかけて身に着ける必要がある。試せばすぐに効果が実感できるものではないことは念頭に置いておいてほしい。
ベッドに仰向けになり、目を閉じてゆっくりと息を吸う。息を吐きながら額・目・頬・あご・口・舌と顔全体の力を抜いて完全に脱力させる
引き続き深くゆっくりと呼吸をしながら、首と肩甲骨周辺の筋肉の力を抜き、ベッドに沈んでいくような感覚を意識する。次に右の二の腕から指先にかけて、徐々に脱力させていく(左側の腕も同様に行う)
ゆっくりと息を吐きながら、胸部の力を抜く
右のふとももから力を抜き、ベッドに沈み込ませる感覚を意識する。次にふくらはぎ・足首・足裏といったように足先まで脱力させていく(左側の脚も同様に行う)
何も考えず、心を無にする。無意識に沸いてくる考えを客観的に捉えるイメージをすることがコツ
米軍式睡眠法は、筋弛緩法に瞑想を組み合わせたような方法であることが分かる。
手順の中でも、とくに⑤の「心を無にする」ことがもっとも難しく感じることだろう。
これは瞑想にも言えることだが、無心になるためには無尽蔵に沸いてくる思考を無理に無視するのではなく、客観視する(ヴィパッサナー瞑想法)のが効果的である。
例えば「なかなか眠れない…この方法ホントに効くのかな?」という思考が浮かんで来たら、「あぁ、飽き始めてるなぁ」といったように自分の思考を客観的に観察するのだ。
なにかと敷居が高いと感じるかもしれないが、米軍式睡眠法を身に着けた場合、今後あなたはもう眠れずに悩むことはほとんど無くなるだろう。
認知シャッフル睡眠法(マインドシャッフル)
認知シャッフル睡眠法(マインドシャッフル・連想式睡眠法とも)は、手軽、かつ効果も期待できるため、今すぐ眠くなる方法としておすすめだ。
カナダのサイモン・フレイザー大学の認知科学者リュック・ボードウィン氏が考案した入眠法で、学生向けの認知ゲームとして流行ったものが「今すぐ眠くなる効果がある!」と話題になった。
ヒャッカログ編集部8名も、就寝前に認知シャッフル睡眠法を試したところ5名が「寝付きやすくなった」と答えている。
認知シャッフル睡眠法を簡単に説明すると、脳内で連想ゲームを行うというものだ。具体的な実践方法は次の通りだ。
- 目を閉じて何でも良いので単語を思い浮かべる(例:ねずみ)
- 思い浮かべた単語の頭文字から連想される単語を、思いつくだけ思い浮かべる
(例:ねずみ → 「ねこ」「ネギ」「ネクタイ」「ネックレス」「熱帯魚」…) - 思いつかなくなったら、二文字目から連想される単語を、思いつくだけ思い浮かべる
(例:ねずみ → 「ズッキーニ」「ズワイガニ」「ずる休み」「頭痛薬」「頭蓋骨」…) - 思いつかなくなったら、三文字目で同様に繰り返す
(例:ねずみ → 「みかん」「味噌汁」「耳」「ミサイル」「ミートパイ」…) - その単語で思いつかなくなったら、別の単語に変えて①から繰り返す
上記が本来の認知シャッフル睡眠法だが、派生形もあるので紹介しておこう。
- 目を閉じて何でも良いので単語を思い浮かべる(例:ねずみ)
- 思い浮かべた単語のから連想されることを想像する
(例:ねずみ → 「チーズをかじるねずみ」「走って滑車を回すねずみ」…) - 想像できなくなってきたら、別の単語で連想されることを想像する(例:花)
(例:花 → 「花に水を与える」「花屋に訪れる」「花畑の中を歩く」…) - その単語で想像できなくなってきたら、別の単語に変えて繰り返す
オリジナルと派生形の違いは、一文字を基にするか、単語を基に想像を膨らませるかだ。やってみて楽にできる方を取り入れてみては如何だろうか。
しかし、どちらも基となる単語を0から考えるのが大変という人や、どうしてもイヤな単語ばかり思い浮かべてしまい、逆効果となってしまう人もいるかもしれない。
だが大丈夫。認知シャッフル睡眠法をサポートするアプリや動画を試してみよう。
これらのアプリや動画は、自動的に連想の基となる単語を読み上げてくれるというものだ。
これなら0から単語を思い浮かべる必要がなく、聞こえてくる単語から連想するだけで大丈夫。
マインドシャッフル
keigo matsumaru無料posted withアプリーチ
こちらはメンタリストDaiGo氏監修の認知シャッフル睡眠法のスマホアプリ。
基本的には無料で利用できるが、無料版は広告が表示され、スリープモードに入ると読み上げが停止してしまう。認知シャッフル睡眠法アプリは他にもあるため、気に入ったものを使うと良いだろう。
YouTubeの認知シャッフル睡眠法用の動画も役立つはずだ。
上記動画の読み上げは女性の声だが、YouTubeには多くの人が認知シャッフル睡眠法用の動画を投稿してくれている。
就寝用に寝付きやすいと感じる人の声を探してみては如何だろう。
羊を数える
誰しも聞いたことがある『羊を数えると眠れる』という方法だが、結論から言ってしまえば意味がない。
ヒャッカログ編集部も真面目に取り組んでみたが、やはり効果は見込めなかった。
そもそもなぜ、羊を数えると寝付きやすくなるといわれているのか?だが、色々な説がある。
- 欧米の民話「果てしなし物語」で、召使いが羊を数えることで王様が眠くなるように仕向けたという由来があるから
- 寝る前に羊を数えるのは、英語圏由来で「sheep(羊)」と「sleep(眠り)」が似ているから
- sheep(シープ)の「シー」の部分の発音をすることで腹式呼吸となり、リラックス効果があるから
いずれにせよ、日本人が「羊が一匹、羊が二匹…」と数える睡眠法に意味も根拠もないのだ。
何十分も羊を数えている時間があったら、当記事の別の今すぐ眠くなる方法を試すことをおすすめする。