動画共有サービス「YouTube」ではサイト内の著作権侵害については厳しく取り締まっており、違反が発見されるとYouTubeから「著作権の申し立て」が行われる。
著作権とはイラストや音楽・アニメなどの創作物が、誰かにコピーされたりしないようにして作者の利益を保護するための権利であり、侵害すれば10 年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課されることもある。
あなたがもし動画投稿に関係している人なら、大切な利益を守るためにYouTubeでの「著作権の申し立て」に関する知識はしっかり持っておいたほうがいいだろう。
- YouTubeで自身の動画に著作権の申し立てをされた
- YouTubeで他人の動画に著作権の申し立てをしたい
当記事では、上記それぞれの目的に併せた手順や対応策を解説している。YouTubeで著作権申し立てをされた、もしくはしようとお考えのあなたの役に立つはずだ。
YouTube著作権の申し立てとは?
YouTubeにおける著作権の申し立てには大きく分けて次の二つの意味がある。
- Content IDの申し立て
-
Content IDに登録されている動画が検出され、本来の権利者に一部の権利が移動しているという通知
- 著作権侵害による削除通知
-
投稿された動画が著作権法に違反しており、本来の権利者によって削除されたという通知
自分の投稿した動画のリストに「著作権の申し立て」と表示されていたなら、それは「Content ID の申し立て」によるものの可能性が高いだろう。
また、もう片方の「著作権侵害による削除通知」は非常に重い対応なので、こちらに該当する場合は少し覚悟したほうがいい。
詳しい対処法について知りたい方は”【された側】YouTube著作権の申し立てされたら”で解説しているのでそちらを参照してほしい。
この章では「Content ID の申し立て」と「著作権侵害による削除通知」それぞれの詳細を解説していく。
Content IDの申し立てとは
Content IDの申し立ては、本来の権利者に動画に関する一部の権利が移動させられたことを報告する通知だ。
Content IDとはYouTubeに備わっている著作権の自動管理システムで、登録されたコンテンツが使用されている動画を自動的に検出してくれる。
Content IDによって動画が検出されると、本来の権利者はその動画について以下の三つの設定が可能だ。
- 動画を視聴できないようブロック
- 広告を掲載して収益化する(投稿者との分配も可能)
- 再生数などの情報をトラッキング
つまり、Content IDのおかげで著作権を持っている人が本来得るはずだった利益を守ることができるというわけだ。
また、そのほかの動画投稿者にとっても著作権の侵害によるペナルティを避けることができるため、あらゆるクリエイターにとってメリットのあるシステムといえるだろう。
著作権侵害による削除通知とは
著作権侵害による削除通知とは、投稿された動画に著作権違反があったことを公式にYouTubeが認め、削除した際に送られる通知だ。
通知を受け取った時点で該当する動画はすでに削除されており、再生することができなくなっている。
要するに、本来の権利を持っている人によって著作権的に違法な動画が削除された状態といえるだろう。
著作権侵害による削除通知を90日以内に3回もらってしまうと、関連するチャンネルも含めたアカウントの停止など重いペナルティを課されてしまう。
動画投稿者にとっては非常に深刻な処置というわけだ。
YouTubeの「著作権の申し立て」についてさらに詳しく知りたい方は、YouTube公式のヘルプページも参考になるだろう。
さて、ここまでYouTubeでの著作権の申し立ての意味について見てきたが、実際に著作権の申し立てをされてしまったときはどうしたらよいだろうか。
【された側】YouTube著作権の申し立てを受けた場合の対応
YouTubeで著作権の申し立てをされた場合、「Content IDの申し立て」と「著作権侵害による削除通知」で対応が異なる。
それぞれ順に解説していこう。
「Content IDの申し立て」をされたときの対処法
YouTubeで著作権の申し立て(Content IDの申し立て)をされた場合の対応には、次の三つが挙げられる。
- 何もしない
- 著作権侵害に該当する部分を修正する
- 通知の内容に異議申し立てをする
何もしない
「Content IDの申し立て」はあくまでただの通知だ。
つまり、通知が来た時点でContent IDの設定に応じてブロック・収益化・トラッキングのいずれかの処理が適用された状態になっている。
そのため、通知の内容に誤りがないなら動画投稿者は何もする必要がないということとなる。
著作権侵害に該当する部分を修正する
Content IDは動画全体ではなく、動画中の該当部分にのみ適用されている。
そのため、該当部分を修正することでContent IDの適用を回避することが可能だ。
具体的な処理には次の三つがある。
- セグメントをカットする
- 他の曲に置き換える
- 曲をミュートする
処理の手順も簡単だ。
- YouTubeStudioでコンテンツを選択
- フィルタから「著作権の申し立て」を選択
- リストの「著作権の申し立て」にカーソルをあわせる
- 「詳細を表示」をクリック
- 詳細ページが表示されたら「操作を選択」をクリック
- 希望する処理を選ぶ
ただ、セグメントをカットすればシーンのつながりは不自然になるし、曲の置き換えやミュートはその間に入っている音もすべて対象になってしまう。
動画のクオリティを考えればどれも現実的な方法とは言い難いだろう。
どうしても動画の収益化などを取り返したいなら、次に解説する異議申し立てをする必要がある。
通知の内容に異議申し立てをする
YouTubeの著作権の申し立てに対し、動画投稿者側からの異議申し立てをすることも可能だ。
異議申し立てが通れば動画に関する権利を取り戻すことができる。
具体的な手順は以下の通りだ。
- YouTubeStudioでコンテンツを選択
- フィルタから「著作権の申し立て」を選択
- リストの「著作権の申し立て」にカーソルをあわせる
- 「詳細を表示」をクリック
- 詳細ページが表示されたら「操作を選択」をクリック
- 「異議申し立て」をクリック
- 指示に従って内容を入力して送信
実際、著作権の申し立てに対し異議申し立てを行った人の動画も参考のために掲載しておく。
注意点として異議申し立ては、法律用語などの理解も必要になり対応が難しいことが挙げられる。
費用はかかるが弁護士などに相談することもひとつの手段だろう。
また、当然だが自分に権利のないコンテンツにはいくら異議申し立てをしても意味がない。
あくまで申し立てが誤りや虚偽によるものだった場合のみ使えるということは覚えておこう。
「著作権侵害による削除通知」を受けたときの対処法
著作権侵害による削除通知を受けた場合は次の3つの対応が考えられる。
- 警告の期限が切れるまで待機する
- 著作権侵害を申し立てた人に撤回してもらう
- 異議申し立てをする
警告の期限が切れるまで待機する
1つ目の方法は待機することだ。
著作権侵害による削除通知を受けると「YouTubeアカウントの著作権侵害ステータス」に警告がつき、90日以内にこれが三つまで増えるとチャンネルが停止される。
また、警告を受けるのが初めての場合はコピーライトスクールを受講して、著作権について学ぶ必要がある。
しかし、その後に違反のない状態で90日経つと、警告が解除されて元のクリーンな状態に戻れるのだ。
著作権侵害による削除通知に誤りがないなら、よりガイドラインを遵守した動画作りを心掛けて期限が切れるのを待とう。
著作権侵害を申し立てた人に撤回してもらう
どういったことが著作権侵害に当たるか分からない場合は、一度申し立てた人に連絡を取って、可能なら撤回してもらうことも有効な手段だ。
著作権侵害に該当する部分の修正などは求められるだろうが、うまくいけば著作権侵害ステータスの警告も消すことができる。
大抵の場合は削除通知と一緒に申し立てた人の連絡先も教えてもらえるので、今後同じことを起こさないためにも一度連絡を取り合ってみてもよいだろう。
異議申し立てをする
著作権の侵害に心当たりがない場合は、異議申し立てをする必要がある。
異議申し立てを送信する手順は以下の通りだ。
- YouTubeStudioでコンテンツを選択
- フィルタから「著作権の申し立て」を選択
- 削除された動画を選択
- 「詳細を表示」をクリック
- 詳細ページが表示されたら「操作を選択」をクリック
- 「異議申し立て」をクリック
- 「アクション」から「異議申し立て通知を送信する」 をクリック
- 指示に従って内容を入力して送信
YouTube公式のヘルプページも掲載しておく。
異議申し立てが正当なものとして認められれば、消えた動画を復活させることも可能だ。
しかし、ここにはいくつか注意点もある。
また、著作権侵害による削除通知への異議申し立ては気軽にできるものではない。
そもそも「著作権侵害による削除通知」がきちんと法的な手順を踏んだ手続きなので、通知内容に誤りがない場合は当然動画が戻ってくる見込みはない。
さらに、虚偽の内容が含まれているとなると、別の罪に問われる可能性まで出てくる。
そのため、著作権侵害による削除通知に誤りがないかを隅々まで確認した上で、異議申し立てを送信するようにしよう。
YouTube著作権の申し立てを無視した場合
YouTubeで著作権の申し立てをされても、通知に誤りがなければ無視しても問題ない。
しかし、申し立て内容に虚偽が含まれている場合はしっかり対応したほうがいいだろう。
フリー素材や自分で作ったオリジナルの楽曲を使っているにも関わらず著作権の申し立てをされた場合は、本来自分が得るはずだった収益を持っていかれてしまう可能性がある。
実際に、Youtubeには作品の権利を持っていないにもかかわらず、著作権の申し立てをすることで違法に利益をあげている企業もいるようだ。
YouTube動画に「著作権侵害の申し立て」が来た。調べてみるとけっこう有名な詐欺団体からでした。
— m.Freaks (@takashikamide) November 20, 2019
*LatinAutor
*UBEM
この名前の前か後ろにハイフンでSonyATV、またはEMI Music をつないでいました。まだ収益化もされていないチャンネルにも来るんですね。異議申し立てをしておきました。
面倒かもしれないが、自分の収益を守るためにもこうした悪質な企業にはしっかり対応することをおすすめする。
さて、ここまでYouTubeで著作権の申し立てをされた場合の対応について解説してきたが、あなたがクリエイターなら逆に申し立てをしなければならないケースもあるだろう。
次章からはこちらから著作権の申し立てをする方法について解説していく。
【する側】YouTube著作権の申し立てをする方法
あなたが著作権侵害の被害者になったときは、逆にYouTubeで著作権の申し立てを行うことができる。
ここでも「Content IDの申し立て」と「著作権侵害による削除通知」の両方について解説していこう。
「どっちをしたらいいの?」という人は、以下の基準で方法を選んでみてほしい。
- 継続的に転載などのコンテンツを見張りたいなら「Content IDの申し立て」
- 著作権侵害している動画をすぐに削除したいなら「著作権侵害による削除通知」
「Content IDの申し立て」をする方法
Content IDは自動的に著作権を管理してくれる優れものである反面、使えるようになるまでのステップは少々面倒だ。
下記二つの項目に問題がなければ、Content IDを利用できる。
- Content IDの利用資格について/YouTubeヘルプ
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まずは、Content IDの利用資格があるかを確認しておこう。
あわせて読みたいContent ID の利用資格について - YouTube ヘルプ Content ID の利用資格はさまざまな基準に基づいています。こうした基準には、著作権者のコンテンツが Content ID を通じて申し立て可能であるかどうかや、実際の必要性が... - YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格/YouTubeヘルプ
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また、YouTubeパートナープログラムに参加している必要もあるので、そちらのステップもクリアする必要がある。
あわせて読みたいContent ID の利用資格について - YouTube ヘルプ Content ID の利用資格はさまざまな基準に基づいています。こうした基準には、著作権者のコンテンツが Content ID を通じて申し立て可能であるかどうかや、実際の必要性が...
Content IDによるYouTube著作権申し立ての手順を簡単に解説しておこう。
- YouTubeStudioのコンテンツマネージャツールにアクセス
- コンテンツ所有者を設定
- 検出された場合に対応を設定
- YouTubeにコンテンツを送信
コンテンツを送信したあとは、Content IDが自動的に動画を検出して設定に応じた対応を勝手にやってくれる。より詳細な手順は以下のページも参考になるだろう。
ただ、ここでは非常に短くまとめているが、Content IDを設定するまでの手順は非常に煩雑だ。
専門的な知識を持っていないと難しいことも多い。 どうしてもやり方がわからないという人は、下記のような代行業者に頼ってみてはいかがだろうか。

「著作権侵害による削除通知」をする方法
著作権侵害による削除通知は、以下のYouTubeのページで送信できる。
アクセス後の著作権侵害による削除通知の申し立て手順は次の通りだ。
- 「著作権侵害による削除通知を提出する」をクリック
- 「動画を追加」をクリック
- 「著作物の種類」を選択
- 「サブカテゴリ」を選択
- 著作権を侵害されている「自分の動画のURL」を入力
- 入力したURLの動画で著作権侵害されている部分を入力
- 著作権を侵害している動画のURLを入力
- 「リストに追加」をクリック
- 著作権者の個人情報を入力
- 削除オプションを選択
- 法的合意事項に同意
- 署名して送信
送信が完了するとYouTubeが著作権の申し立て内容を審査して、有効であると判断されれば削除オプションの設定に応じた処置が行われる。
ただ、著作権に関しては法律的にも非常に難しい問題が絡んでいることも多い。こちらが一方的に侵害されたと思い込んでいるだけの可能性も十分にある。
申し立てが受理されなかった場合、自分でできる範囲を超えていることも多いので、素直に弁護士に頼るなどした方が確実だろう。
【該当例】よくあるYouTube著作権の申し立てをされるケース
YouTubeに動画投稿を行っている人は、知らず知らずのうちにコンテンツがYouTube著作権の申し立ての対象となっているかもしれない。
ここからは、YouTubeで著作権の申し立てに該当する可能性があり、かつありがちな例について見ていこう。
- 他人の作った音楽での歌ってみた・演奏してみた
- 配信を認めていない制作会社のゲーム実況動画を投稿した
- TikTokなど他のサイトの動画を転載した
- 著作権の切れていない本の紹介をした
- テレビ番組や映画の一場面を切り取って動画にした
上記のコンテンツがYouTubeのガイドラインにどのように抵触し、YouTube著作権の申し立ての対象になる可能性があるのかを解説していく。
他人の作った音楽での歌ってみた・演奏してみた
最近では動画配信サイト上でボーカロイドなど無料で聞ける音楽も増えてきたが、無料で聞けることは権利を自由に使えることと同じではない。
確かにYouTubeなどで曲を発表している人の中には、「歌ってみた」や「演奏してみた」での使用を許可している人も少なくない。
しかし、すべての楽曲がそれに当てはまるわけではなく、特にJ-POPなどの商標登録されているような音楽には注意が必要だ。
誰かこれ教えてください!!
— セーラー戦士ゆそら☪︎☦︎︎ (@_yusora_mr_) June 3, 2021
YouTubeの著作権侵害の申し立て!
ほとんどの歌ってみたにつくんだよ!
嫌だ!!
誰か教えてください!!
#歌い手さんMIX師さん絵師さん動画師さんとPさん繋がりたい https://t.co/c83TRzUkS2 pic.twitter.com/jI9gWoSfyx
配信を認めていない制作会社のゲーム実況動画を投稿した
自身がゲームをプレイする様子を録画・録音し、視聴者に配信する「ゲーム実況」は今ではごく一般的なコンテンツといえるだろう。
ゲームはその制作会社の著作物なので、YouTubeなどの動画配信サイトでゲームのプレイ動画を公開することは著作権侵害となる。
そんな中で、ゲーム実況が一般的なコンテンツとなりつつある理由は、ほとんどのゲーム制作会社がゲーム実況としての動画配信を認めているからである。
ただし、「一部タイトルのみ」「特定の動画配信サイトのみ」「営利目的での配信は禁止」など、ゲーム会社によってガイドラインが細かく定められている点に注意しなくてはならない。
個人であるお客様は、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を、営利を目的としない場合に限り、投稿することができます。ただし、別途指定するシステムによるときは、投稿を収益化することができます。
引用:ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン/任天堂
有名なゲーム実況者となると自身の配信によって収益を得ている人も多く、自分もチャレンジしてみようと考える人は少なくないはずだ。
YouTubeの著作権の申し立てを受けないためにも、ゲーム実況動画の投稿前には必ずゲーム会社のガイドラインに目を通すようにしておこう。
TikTokなど他のサイトの動画を転載した
2022年頃からYouTubeでは通常の動画に加えて、30秒程度のショート動画もよく見られるようになってきた。
それに伴って、TikTokに投稿された動画がそのままショート動画としてYouTubeに転載されることも増えているが、これも著作権侵害に該当する場合がある。
じつは、TikTokのようなサイトに一般の人が投稿した動画であっても、無断で転載すればそれは著作権違反に該当する可能性があるのだ。
もしTikTokに投稿されている動画をYouTubeにも投稿したいと思ったら、必ず投稿者に許可はとっておいたほうがいいだろう。
著作権の切れていない本の紹介をした
動画内で本の内容を紹介することも著作権侵害に該当してしまうことがある。
書籍の扱いについては出版社によって異なることが多いため、もし動画で本を扱う予定があるならとりあえず権利者に確認を取ることをおすすめする。
また、絵本などの朗読も場合によっては著作権の申し立てを受ける原因になるそうだ。
実際に絵本の朗読をして著作権侵害の通知を受け取った人の動画がある。違反しないための注意点などもあわせて解説されているのでぜひ視聴してみてほしい。
テレビ番組や映画の一場面を切り取って動画にした
まったく無関係な一般人がテレビ番組の一部を切り取って動画投稿を行えば、当然著作権の侵害にあたる。
また、たとえ引用のような形であっても許されないケースがあるため、勝手にテレビ番組のシーンを使うことは基本的にやめておいたほうがいいだろう。
以前には映画のシーンを短くつなぎ合わせてストーリーを解説する「ファスト映画」が問題になったこともある。

このように訴えられたときに失うものの大きさは計り知れない。
YouTube著作権の申し立てに関するよくある質問
最後に、YouTubeの著作権の申し立てに関してよくある質問をQ&A方式で解説しよう。
YouTube著作権の申し立てをされるとどうなる?
YouTubeで著作権の申し立てをされると、アップロードした動画の削除や収益化停止などの影響が及ぶことが考えられる。
ただ、権利者のContent IDの設定次第では何も起こらないこともあるので、申し立てをされたからといって必ず何か対策が必要というわけではない。
YouTube著作権の申し立てをするにはどうしたらいい?
以下のページで必要な項目を入力して送信すれば、YouTube著作権の申し立てをすることができる。
詳しくは”【する側】YouTube著作権の申し立て方法”でも解説しているので参考にしてほしい。
YouTube著作権の申し立てされた動画はいつ消える?
YouTubeで著作権の申し立てによって削除依頼をされた動画は、申し立ての際に設定された削除オプションに応じて消される日が決まる。
設定次第ではすぐに動画を削除できるが、スケジュールを設定して削除依頼がされた場合は猶予通知というものが7日前に送信される。
猶予通知を受け取った動画投稿者は期限までに動画を削除すれば、著作権侵害ステータスに警告がつくことを回避することも可能だ。
YouTube著作権の申し立ては何回までセーフ?
YouTubeで著作権の申し立てを90日以内に3回警告を受けてしまうと、永遠にアカウントが停止される。
アカウントの停止はサブチャンネルなどにも及び、新しいアカウントも作れなくなる。
こうなるとYouTubeでの活動はほぼ不可能になってしまうだろう。
YouTube著作権の申し立ては収益化しないなら気にしなくていい?
たとえ収益化をしていなくても、YouTubeで著作権の申し立てを複数回受けるとアカウントが停止される可能性がある。
そのため、趣味などの収益化以外の目的で動画投稿を行っている人にも影響があるといえる。
まとめ:YouTube著作権の申し立て
YouTubeでは著作権の申し立てが今日も大量におこなわれていることだろう。
Content IDというテクノロジーによって著作者が不利益を被る機会は減ったかもしれないが、それでも違法な動画というものが世の中にあふれている。
それは著作権に対する人々の意識が希薄だからというよりは、SNSが発達した昨今では誰もが加害者になる状況になってしまったからかもしれない。
気軽に聞いている数分程度の曲も、誰かが一生懸命作った曲なのだ。
YouTubeで著作権の申し立てを受けてしまったときは、過ちを素直に認めて健全な動画作成を心がけよう。